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マイクロインタラクションとは?UX改善の事例を詳しく解説!

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昨今、最新テクノロジーが進化する中で我々の生活は大きな変化を遂げています。日々暮らす中でデジタルデバイスやオンラインのサービスに触れることはもはや避けることはできなくなっているでしょう。

それらのサービスは我々が気付かないうちにとても使いやすく親しみやすい体験を構築しています。

本記事では、近年UX設計において注目を集める「マイクロインタラクション」というキーワードについて、そのビジネスにおける重要性とあわせて解説していきます。

目次

マイクロインタラクションとは

マイクロインタラクションとは、デジタル製品やサービスの中でユーザーが行う小さなアクションに対して生まれる短い反応やフィードバックのことです。

たとえば、ボタンをクリックしたときのアニメーションや、音量調節バーでのリアルタイムな数値の変化、通知メッセージが表示される際の滑らかな移動などが該当します。これらの細かな反応は、ユーザーに適切なフィードバックを提供し、直感的で満足度の高いUX(※)を実現する役割を果たしています。

※「UXとは」…

UXとは「ユーザーエクスペリエンス(User Experience)」の略でユーザーが購買サービスの利用を通じて得る体験全体のことを意味します。とりわけITサービスの画面の美しさや使いやすさなどの利用体験だけに焦点を当てて語られることが多いですが、実際はオンライン / オフライン問わずユーザーが得る体験についてはその全てを指しています。

※UXの重要性に関しては過去の記事「DXを推進する際になぜUXを重要視する必要があるのか?」を参照

マイクロインタラクションとは?UX改善の事例を詳しく解説!

マイクロインタラクションが注目される理由

近年、主に以下の2つの観点でマイクロインタラクションの活用が注目されるようになっています。

  • デジタルサービスの競争激化と差別化の重要性

    デジタルサービスが増加する中で、ユーザー体験を細部で向上させ、他サービスと差別化することが重要になっています。その中でマイクロインタラクションを用いることによりブランドの個性を表現できたり、ユーザーに「心地よい」印象を与えることができます。

  • モバイルファーストのUX重視と直感的な操作感への需要

    スマートフォンやタブレットでの利用が増える中で、画面が小さくても分かりやすく、指先での操作に適した直感的なUIが求められるようになっています。マイクロインタラクションを用いることによりユーザーは今行っている操作やその結果を即座に理解できるようになり、誤操作の軽減に貢献します。

マイクロインタラクションがもたらすメリット / 効果

マイクロインタラクションを活用してサービス開発を行うことで、どのようなメリットを得られるのでしょうか?大きくは以下の2点にまとめることができます。

  • コンバージョン率の向上

    マイクロインタラクションは、ユーザーを購入や問い合わせといった行動に促す効果を持っています。ボタンを押したときの動きや色の変化、チェックマークのアニメーションといった視覚的フィードバックにより、行動が直感的に導かれ、購入や登録の意欲が高まります。結果としてコンバージョン率が向上し、最終的に収益の増加につながります。

  • ブランド価値の向上

    ユーザーにとって「心地よい操作」や「楽しい体験」を提供することで、サービス自体への好感度が上がり、ブランドロイヤルティが向上します。ユニークで細やかな動きやアニメーションを通じて、ブランドの個性が伝わりユーザーの記憶に残りやすくなります。これにより、顧客との信頼関係が強まり、長期的なリピート利用や口コミによる新規顧客獲得につながり、競合との差別化も図れるのです。

マイクロインタラクションを活用する際の注意点

多くのメリットがあるマイクロインタラクションの活用ですが、以下にあげたような点に注意することが必要です。

  • 過剰なインタラクションを避けること

    インタラクションを過剰に配置するとかえって体験が悪化する可能性があります。多すぎる動きや派手なアニメーションは、操作の妨げや読み込み速度の遅延につながり、ユーザーの混乱やイライラを引き起こすことも。必要なタイミングと適度な頻度で活用し、ユーザーの集中や流れを妨げないように配慮することが大切です。

  • デバイスや利用環境に応じた最適化をすること

    マイクロインタラクションのパフォーマンスは、ユーザーのデバイスや環境に大きく左右されます。たとえば、モバイル端末では、アニメーションの重さが処理負荷を増加させ、バッテリーの消耗やアプリのレスポンス低下につながることもあります。デスクトップとモバイルでの最適化や、必要に応じて動きを軽減する設計など、デバイスの特性を考慮した調整が重要です。

マイクロインタラクションの概念を用いたUX改善の事例

実際に、マイクロインタラクションを用いることでどういった成功を収めることができるのでしょうか?ここでは世界的に有名なビジネスチャットツールである「Slack」の事例を紹介します。

  • 背景/課題

    Slackは、ビジネス向けのコミュニケーションツールとして広く利用されています。しかし、ユーザーからは「日常的に使うツールなのに、通知や操作が単調で感情的な楽しさに欠ける」という声がありました。特に、競合他社との違いを強調しつつ、長時間の利用を快適にする工夫が求められていました。

  • 施策

    Slackは、サービス全体にマイクロインタラクションを導入しました。たとえば、メッセージ送信時にアニメーション効果を追加し、送信成功を視覚的にフィードバックする、さらに読み込み中の画面や通知アイコンに小さなアニメーションを取り入れることで、待機時間を心理的に短く感じさせるよう設計しました。また、カスタマイズ可能な絵文字やアニメーションスタンプも用意し、ユーザーが感情を豊かに表現できる機能を提供しました。これにより、単なるツールではなく、親しみやすさを備えたコミュニケーション体験を実現しました。

  • 効果

    これらのマイクロインタラクションにより、Slackはユーザーのエンゲージメントを向上させることに成功しました。ユーザー調査では「操作が直感的で楽しい」といったポジティブなフィードバックが増加。また、ユーザーがアプリ内で過ごす時間も延び、企業の採用率や継続利用率の向上にも貢献しました。結果として、競合との差別化を図るとともに、より多くの企業で採用されるツールとしての地位を確立しました。

UXを重視したプロジェクトを推進するためには

自社でUXを重視した事業開発プロジェクトを推進するためには、以下に示すような中長期的な施策をおこなっていく必要があります。

  • 社内 / プロジェクト内のUX人材育成

    社内において、実際にUXを重視したコンセプト設計や検討をおこなう人材が不足している場合は、どうしてもプロジェクトの推進力が落ちてしまいます。人材の育成は短期的に行うことが難しいので、中長期的な目線での人材投資 / 機会創出が求められます。

  • 組織全体のデザイン思考の重要性の啓蒙

    社内やプロジェクト内においてユーザー体験が軽視されていると、あらゆる場面において各所の協力を得ることができずプロジェクトが進まなかったり、最悪の場合は頓挫してしまうことも考えられます。

結論 / まとめ

マイクロインタラクションは、単に心地よいサービスを構築するだけでなく、企業側としてもビジネス効果を最大化するための鍵になります。決して大きな機能ではないものの細かいところでユーザーの心に残るようなサービス設計をすることで本当にユーザーにフレンドリーなサービスを作り上げることができます。この機会に、自社のサービスにおいてマイクロインタラクションを用いたUXの改善ができるのか、いま一度考えてみてはいかがでしょうか?

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