今回は【かってにUXデザイ 改善】Booking.comの情報設計編です。
前回は【かってにUXデザイン改善】Booking.com-分析編を解説しました。
情報設計とは
コンテンツをどのような順番でどこに配置するかを決める工程を「情報設計」といいます。 情報設計を行い、サイトの目的に沿ったコンテンツの配置を決めることで、構築作業の途中で足りないコンテンツを足すといった事態を防ぐことができます。
UXおよび情報設計
【かってにUXデザイ 改善】Booking.com-分析編での分析と戦略の立案により、ページをどのように設計したらいいかをユーザー目線で考えていきます。 ユーザーが迷うことなくサービスを利用するためには、しっかりと考え込まれた情報設計が必須になり、やるべきことに優先順位をつけることで、やりやすくなります。
では考えていきます。
旅行の計画は考えることが多くなり、複雑になりがちです。ユーザーが簡単に利用できるように、情報を整理していきます。
情報設計する際は、目に見えて操作ができるUIだけにフォーカスするのではなく、ユーザーがサイトを利用する流れにもフォーカスする必要があります。 ユーザーの動きをユーザーストーリーにまとめ、どこにどんな情報を配置したらユーザーに届くかを設計します。
新サービスの提案
次は、分析・情報設計から得た情報から、新しいアイデア出していきます。
アイデアの発想は、ユーザー視点からの「体験価値に基づくアイデアの発想」とビジネス観点からの「ビジネスモデルに基づくアイデアの発想」の、大きく2つの観点で行います。 他社のサービスを真似たり、少しだけ改良するのではなく、ここにしかない新しい価値のあるアイデアを生み出すのが目的です。
新しいアイデアを考える方法としては以下のことを意識するといいでしょう。
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ペルソナは、何があればこのサイトを気にいるのか。
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ユーザーになりそうな人は、目的を達成するためにどんな面倒なことをかかえているか。
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分析に基づいて、このサイトにかけている部分は、どんなサービスによって解決できるか。
新サービスとして、以下の3点にまとめました。
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Rucky room
3回以上宿泊利用し、データがたまると利用可能になります。AIがデータを利用して、似たような宿泊先を決めてくれるサービスです。ゴールド以上のユーザー対象。 ホテルを選ぶのがめんどくさいと思う方や、わくわく感を楽しみたい人向けの特別なサービスです。普段取りずらいホテルだったり、割引サービスや特典をつけて、集客する施策にしました。
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号室から部屋を選ぶ
3回以上宿泊利用し、データがたまると利用可能になります。ゴールド以上のユーザー対象。 新幹線や映画館の座席表のような、ユーザーが希望する号室を予約することができるサービスです。号室によっては窓からの景色などが違うので、号室を選べるようになることでユーザーの満足度向上に繋がります。
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SNS映えスポットの付近からホテルを選べる
ターゲットの20~30代はSNS世代です。SNS映えするスポットはInstagramや検索エンジンを利用して探します。SNS映えスポット周辺から探せることで新たに調べる必要性をなくし、SNSとの親和性で他サイトとの差別化と利便性の向上に繋がります。
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